ASDと強度行動障害となにか

子の障害はストレスだけど、考えることもある。

ふりかえる、過去


いろんなことを思い出す。

できることが増えて、自分からやってみようという気持ちがあって、失敗してもその中で良かったことを自分なりに見つけていた。

一人で電車やバスで出かけてみたり、

工程を細かく書いたら、ガトーショコラを

一人で作ったこともある。


こだわりや感覚過敏はあったけど、

自分からそこに近寄らないとか、

代わりに音楽を聴こうとか、

一緒に考えてやってみたりしたし、

それができていた。

変わったのは、あまりにも急激だったから、MRIも撮りに行った。


結局、原因は何もなく、何もできず。

こだわりや感覚過敏が、

猛烈に表に出てきてしまった。

いや、原因だろうと言われていることはあるんだよ。

でも、過去には戻れないからね。


小学校から高等部まで一緒の

近所の障害児。

人の身体を触るのが好きで

それを長男はずっと嫌がっていた。

でも、小学校でも「気にしすぎ」

と言われて、

中学校の支援級では、

逆にわたしがその子を嫌いだから

そう言っているんだろう、

と先生から言われた。

本人は触られて嫌だと先生に訴えたら、

「先生は見ていません。長男くんのうそでしょう」と。

結局、その子は中学3年で、

同じような理由で警察沙汰になり

ようやく、先生たちは考えを改めてくれたけど、

遅かった。


そこからだ。


そこから、どうなったかというと

そばを通ると、「触った!謝れ!」

と言い、暴力を振るうようになった

先生たちが今までのことを謝ってから、だ。


謝ってくれた、信じてくれた、

というホッとした気持ちから

転じたのかもしれない。


それでも、「かもしれない」なのだ。