ASDと強度行動障害となにか

子の障害はストレスだけど、考えることもある。

二次障害とか予防とか

強度行動障害の研修を見ていると

幼児期、学童期の療育的な支援の大切さを

学ぶことが多い。

間違った支援や、我慢や失敗は

誤学習を積み重ねてしまい

強度行動障害になることもあるという。

それは、そうだと思う。

行動障害と呼ばれるものは

自傷、他害が含まれるが

それは誤学習から起こるものだけではないと

私は思っている。

1〜2歳で見られる「頭打ち」

嫌なことや思いが伝わらず

自ら壁や床に頭を打ち付ける行動は

誰かが教えたことではなく

親に頭を打ちつけられた経験でもなく

本能的な行動だ。

自傷や他害も、本能的なこと

気質的なこと、

そういうものが含まれるのではないか。

それでも、二次障害や誤学習

強度行動障害の予防という

言葉が必ず並ぶので

福祉を学ぶ人たちは

目の前の障害者の行動障害を見ると

誤学習だ、二次障害だ、と言う。

そこに「気質」や「本能」は出てこない。

本人の思いや考えは、

「きっとこうだろう」という

推測でしかない。

推測も必要だが、二次障害や誤学習という

過去への諦めや批判だけではなく

どうしたらそうならないか、

それを考えていきたい。