ASDと強度行動障害となにか

子の障害はストレスだけど、考えることもある。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

強度行動障害で思うこと11

行動障害は、「ある程度」は環境調整で何とかなると言われている。その「ある程度」は人それぞれで、全て落ち着いてしまう人もいれば、半分くらいの人もいるし、ほとんど落ち着く部分がない人もいると思う。うちは環境調整で落ち着く部分がかなり狭い。「あ…

お母さんが働くための子どものスキル

私はフルタイムで仕事をしている。フルタイムになって5年目に入る。時短のパートからはじめて12年目。重度の知的障害と行動障害とトゥレット症候群とてんかんと、いろいろ持ってる子どもがいるが、なんとか仕事が続けられている。「なんとか」というのが、…

障害者の選択肢②

障害者の選択は健常者に比べて少ないモノの中から選ぶことが多いのではないかと思う。選ぶ行動は、そのことを「知っている」とか「体験したことがある」とか、「聞いたことがある」「理解できている」ことがあって、はじめて「選ぶ」ことができる。知らない…

叫ぶ④

障害児が「できる」ようになっていくの、それぞれ多大な過程はあるけれど、療育の質とか環境とか親の対応で上手くいく「のみ」ではないから。子ども自身の質とか知的レベルとか、そういうのあるから。がっかりしなくていいし、頑張りすぎなくていいから。

強度行動障害で思うこと⑩

自傷や他害は、その痛みや音の感覚を欲している場合がある。自ら感情を興奮させたくて攻撃的になり、感覚刺激に敏感なため、止めようとすると更に興奮してしまう。〜行動障害支援に役立つアイデア集より言いたいことが言えないとか、環境が合ってないとか、…

強度行動障害で思うこと⑨

ふつうの暮らしって、どんなものだろう。もしも、うちに障害児がいなければどんな暮らしをしていただろう。テレビがあって、時計があって行きたいときにトイレに行ってふつうに扉を開けて、扉を閉めて、本を読んだり、音楽を聴いたり、ため息もつくし、ぼん…