ASDと強度行動障害となにか

子の障害はストレスだけど、考えることもある。

障害者の選択肢①



長男と離れなければならない。

愛着障害ではなく、

私への、家への、強度なこだわりだ。

それは、長男自身もわかっていて

家だと、私だと、自分を止められないと

言っている。


ショートステイを続け、

移動支援で離れる時間を作るのも

時間の問題のような気がしてきた。


ならば、グループホームで暮らす。

その選択が今できることでは

一番よいのではないかと思う。


さて。

障害者の自己選択、自己決定って

よく言われているけど、

選択できるほど、決定できるほど

あるの?


選択肢。



長男の意思は

今の事業所に通いつつ、

住み慣れた地域で暮らしたい。


それは障害者に限ったことではないだろう。

仕事を辞めずに、通える範囲で暮らす。

みんなが当たり前にしていることだ。

ふつうの人たちは、家賃や交通の便の

ある程度の範囲はあるが、

なんてたくさんの選択があるのだろうと感じる。


だって、ケースワーカーさんに

長男の意思を伝えたら

「ないですよ、市内には。

あなたが入れるグループホーム

ありません。」


「もっと優先しなければならない

障害者がたくさんいます」


だそうだ。


「ない」ものを選択する。

「ない」ので諦める。

「ない」ので困ると言うと

困っているのはみんな一緒だと言う。


障害者の選択肢は

私たちが考える以上に

「ない」のではないか。

しょぼい選択肢の中から、

我慢して選んでいるのではないか。


そんな気持ちになった。

この続きはまた書こう。


さて、どうするか。